インド 旅行記 ボランティア
 

インド旅行記&海外ボランティア活動日記

インドの歴史2~前期ヴェーダ時代

インダス文明が滅びた後、紀元前1500年頃、アーリヤ人がカイバル峠(今のパキスタンとアフガニスタンのあたり、)を越えてパンジャーブ地方(今のラホールとかアムリトサルのあたり)に移住してきました。

アーリア人の社会は、いくつかの部族集団によって構成されていて、その部族の長は「ラージャン」と呼ばれていました。いまもヒンディー語では王様のことを「ラージャ」といいます。

アーリア人は、軍事力において先住民を圧倒しながらも、先住民から農耕を学んでいきます。やがて狩猟から農耕へとアーリア人の生活スタイルが変わっていきます。日本で縄文時代から弥生時代に変わっていくのとちょっと似てる気がします。

で、この時代にアーリア人の神々への讃歌と祭式をまとめたものがリグ・ヴェーダです。
司祭者であるバラモンがヴェーダの神々を祀っていき、バラモン教という宗教が成立しました。ヒンドゥー教の前身っすね

バラモン教の特徴は日本で有名なカースト制度(カーストっていうのは後で付けられたポルトガル語でヴァルナ制が正式名称)バラモン(司祭者)クシャトリア(戦士)ヴァイシャ(農商工の生産者)シュードラ(奴隷)の4つに大きく分けてそこからジャーティーという職業による細分化したやつで、まぁ現代では差別がどーだこーだいわれてるやつっすね。