インド 旅行記 ボランティア
 

インド旅行記&海外ボランティア活動日記

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潜入、売春婦の宿

売春婦の宿に行った。別に体の関係を持ちたいわけではない。ただ、ネパールの影の部分が見たかった。
タメルは見た目、華やかだ。ツーリストが多く、ツーリスト用の店が沢山ある。センターのスーパーマーケットあたりはヨーロッパの街に見えなくもない。ただ、光あるところには必ず影がさす。それがインドやバングラデシュは分かりやすかった。ネパールは分かりにくい。だからこそその雰囲気を感じたかった。

やっぱり本来、関係をもつところだけあって高い。場の雰囲気は、映画に出てきそうな、典型的なアジアの宿で、危険な香りがした。自分のかばんをとられないように注意を払っていた。

女の子がやってきた。何もしないというと不思議そうにこっちをみた。当たり前といえば当たり前だ。こんな理由でくる人間などいるはずがない。彼女はまだ17歳だった。化粧が厚くて年上に見えた。

30分くらいカタコトの英語で話した。「私と結婚して」といってきた。日本人はお金を持っている。言うことはもっともだ。だが、もちろんするはずはない。笑ってごまかした。「チップをくれれば脱ぐ」と言い出した。「チップをくれないとボスに殴られる」といっていた。おそらく嘘だろう。どっちにしてもはじめから裸は求めてないし、チップをあげるつもりはない。ただ、完全にお金をとることに慣れている。それがすごかった。

まったく、情景が違うからなんともいえないが孤児院でも同じようなことを感じる。ネパールは表向きは幸せそうに見えても、影の部分の根は深い。こういう影の部分を見るのは嫌だけど現実問題として知っておきたかった。この旅が終わったらこういうことを考えるのは極力しないと思う。

この現実、貧困ということをボランティアに照らし合わせて考えた。海外ボランティアはともすれば自己満足に陥るとよく言われる。そして確かに自己満足になることをネパールに来て知った。インドでの活動はボランティアとはちょっと違う。あれはコミュニティーでの生活だ。バングラデシュは財団法人からお金をもらうというリアルな仕事だった。ネパールは今も、前も、リアルなものが見えなかった。それが自分に合わない最大の理由だと分析する。

もちろん楽しければよい。海外ボランティアを楽しんで出来る人は沢山いるだろうし、自分には出来ない分、すごいなと思う。自分は楽しむことが出来ない。そしてリアルな成果をあげられない場合、無力さを感じてしまうのだ。ボランティアはすばらしいことだと思う。自分も出来ることはやりたい。ただ、こういう活動はこの旅が終わったら一生しないと思う。これが考えに考えた末での結論だ。

なぜ、8月のあの時、現地団体と仲が悪くなったのか、この旅に出る前にJICAの試験に落ちたのか、それは体調が悪くなったからでもなく、態度が悪かったからでもない。それはカルマだったのだと思う。そしてそれだけでは不幸な1年になっているから運命が導いてくれて、インドとバングラデシュの、自分が楽しいって感じるボランティアをさせてくれて、そしてインド旅行、ネパール旅行、ネパール沈没っていう新しい、すばらしいものを代わりに与えてくれたのだと思う。それもまたカルマだ。

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